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女のけつを追う女たちのぶろぐ。ときどき真面目

大事なこと。

こんばんは。まるの方です。

 

うしくんのことが終わり、何だか心にぽっかり穴が開いております。

 

朝がとても苦手な私が、うしくんの諸々のためにと早めに起き、仕事が終わり帰宅してからもじーちゃんじーちゃん♪うっしじーちゃん♪とまずはうしくんの元に行き。

それらがなくなった今、まるで空気の抜けた風船のようにシオシオシオ…。

 

そんなわけで本題に。

 

うしくんの容体がやばいぞ、となってから、私はあることを考えていました。

 

うしくんは大人のオス猫。痩せているとは言え、体のサイズ自体はそこそこ。ならば子猫のように土に埋めるってのもなあ…

ってことで地元市のぺット葬儀社を検索。

これまでにもわんこさんやネッコさんを火葬したことはあったけど、地元市にはペット葬儀社がないっぽくて、隣市の葬儀社に連れて行ってたの。で今回の検索にもやっぱり引っかからなくて。

代わりに出てきたページが、セレモニーカーでお見送り、なるもの。

各社で呼び方はあるかもしれませんが、今回はセレモニーカーという名称でご紹介したいと思います。

 

検索に引っかかったとは言え、出てきたページに記載されていたのは全国的な感じ。ウチの地域には対応可能なのかしら…?と不安を抱きつつ、フリーダイヤルの番号に発信。

すぐさまオペレーターのお姉さんに電話が繋がり、かくかくしかじかでウチは対応可能?セレモニーカーってどういったもの?あと料金はどんな感じ?等と尋ねると、

 

今聞いた内容を、そちらの地域に対応してる葬儀社に伝える

諸々含めて葬儀社の方から、遅くとも1時間半後には必ず連絡します

 

といった感じで(要約)

 

遅くとも1時間半後には、なんて言い切るあたり信用出来そう…?と思っていると10分もしない内に折り返しが。

 

Q.セレモニーカーって何?

炉を積んだ車が家に来てくれて、そこで火葬、お見送りが出来るというもの。お骨上げも含めてなので、お家で完結。

自宅に車を停められるスペースがなければ近くの公園等をお借りしてそこで。駐車場所に屋根とか車の上部を遮るものがあるとそこでは出来ない。

 

Q.ウチの近く道が狭いんだけど…

普通車が通れるのであれば大丈夫。

セレモニーカーは火葬するペットの体重によって大小あるけど、今回のうしくんの体重(3.4㎏)だと小のバンサイズでいける。

小つっても業者さんが使うサイズのバンだけどね。個人の宅配業者が乗ってるような軽バンではなかったです。何たって炉を積んでるからね。

 

Q.火葬時間ってどれくらい?

体重にもよるんだけど、うしくんの場合1時間みておけば大丈夫かと

 

Q.料金ってどんな感じ?

プランが3つあって、

①火葬→返骨なしで税込20,000円ほど。

お骨は霊園にて合同で弔ってくれる。その後お参りに行ったりしても、以降の料金はなし。

別途区画を購入して個別管理してもらうことも出来るけど、こちらは区画の購入費用プラス年間の管理費(初年度無料)もかかります。

ちなみに区画の購入費用はなかなかのものです(震え)

 

②火葬→返骨ありでお骨上げはスタッフパターン。税込25,000円ほど。

 

③火葬→返骨ありでお骨上げは自分たちでパターン。税込27,000円ほど。

 

②、③は骨壷等もついていて、それも料金に含まれています。私は少し迷ったものの、②を選択しようかなあ…?と考えていました。

 

これらのやりとりをしている間、

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何の話をしとるんかの?

 

とうしくんから言われた気がして、だっていざその時になってからだとバタバタするじゃん!準備って大事じゃん!と謎の言い訳をかましていました。

 

そうしてうしくんがお空に行き、予約の電話を。うまいこと次の日の仕事終わりの時間が空いていたため、そちらの時間でお願いすることに。

 

翌日やって来たのは50代ぐらい?と見られる男性スタッフ1名。

この度は…とお決まりのやりとりをしつつ、準備を進めていきます。

内容としては、もう人間のとほぼ変わらないと言うか。炉の前にセッティングした台にうしくんを乗せ、末期の水など最後のお別れをしていきます。

スタッフさんも何度も手を合わせてくれて、うしくんの扱いも丁寧で。この時点でこちらにお願いして良かったな、と思いました。

 

うしくんを荼毘に伏している間、私はいつものように遊びに来ていた外猫さんたちにご飯をあげていたのですが、手が空いたのか、あらあら猫ちゃんが♡と若干オネエみを帯びたスタッフさんがやってきます。

 

こういう仕事に就くってことは動物が好きなのかな。でも好きだからこそ辛くないのかな、なんてことを考えていると、スタッフさん私物の猫さんおやつまで持ってきてくれます(!)

やはり猫好きなことが分かり、あーだこーだと談笑していたのですが…

 

 

寒いわ!

 

談笑っつっても外で、だからね。寒いっつうの!こちとら仕事終わりでシャツにカーディガンしか着てないんだからね!日だってとっぷり暮れてるんだからね!

 

もういっそ家に上がりーや、とでも言いたかったけど、スタッフさんは炉の様子を見たりもするので外での談笑に耐えていました。

 

そしてあまり大きな声では言えないのですが。

今回私は予定通り②の、スタッフの方にお骨上げをしてもらうプランでお願いしたのですが、談笑の最中、

 

良かったらお骨上げしますか?(料金はそのままで)

 

と提案していただいて。

 

正直お骨上げもした方が良かったかな…?と思っていたので、ありがたく提案を受けることに。

これはね、スタッフの方によるそうで、絶対ダメって言う人もいれば、今回の方のようによろしければ、ってさせてくれる人もいるらしく。

だから絶対自分たちでお骨上げしたい!って人は、最初から③のプランを頼むのがベターかなと。

 

それからすっかり焼きあがったうしくんとご対面。

あの、人間でも同じだと思うんだけど、内臓の悪かったところって焼いたら黒く残るじゃん?うしくんにも数ヶ所黒くなってる部分があって。

やっぱり過酷な外暮らしを送ってきたんだなあ、頑張ったんだねえ、と改めてしんみり。

 

スタッフさんに、これは尻尾ですね、これは肉球のとこですね、などと教えてもらいながらお骨上げを終え、料金を支払うためにうしくんをお母さんに預け、

 

まる「うしくん、ちっちゃくなったねえ。」

 

母「ほんとなあ。私もこんなんなるんでなあ。」

 

まる「なるわなあ。私がしっかり抱っこしてあげるね♡」

 

母「落とさないでね。」

 

まる「私は…甥っ子に頼むか…。」

 

と、いつか訪れる自分たちのその日を想像し、引き続きしんみり。

 

今回初めてセレモニーカーを利用してのお見送りでしたが、内容としては葬儀社に連れて行くのとなんら変わりなくて、満足度(?)としても十分で。

何よりスタッフさんの、誰かの大事な存在を大事にしてくれてる感じがとても伝わってきて、私たちの方が恐縮してしまうような、そんなお見送りをさせてもらうことが出来て本当に感謝しています。

 

あ、そうそう、焼いてる時の音とか臭いってどうなの?と思われる方もいるかもしれませんが、

 

音…火葬場所が自宅等でコンセントを使えるのであれば、音はほぼ気にならない。住宅街でも窓を閉めていればまず問題ないかと。

コンセントが使えないと車の電源を使っての火葬になるので、エンジンかけっぱなしの音がします。

 

臭い…全くと言っていいほど気にならなかった。ただ私たちの場合風があった日なので気にならなかったのかも?でも車のそばにいてもなーんも思わなかったなあ…🤔

あ、熱は車のそばにいると多少感じます。ほんのりあったか〜い、ぐらい。

 

命あるもの、いつかはお別れがやって来る。

その時を後悔なく終えるためにも、みなさんもレッツ下調べ!

 

それでは、よろしくどうぞ。

 

 

 

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載せるかどうか迷ったけどセレモニーカーの写真。参考までに。