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女のけつを追う女たちのぶろぐ。ときどき真面目

じゃあ、また。

こんばんは。まるの方です。

 

月曜日にうしくんが旅立ちました。

 

その日私は仕事で。でもうしくんのこともあるしはよ帰ろ、って。片付けも終わってバッグを手にし、さあ、と会社を出ようとした時、ポッケのスマホがブルブル。見るとお母さんからLINEで、

 

うしくんお空に行きましたよ。

 

それを見た瞬間、力抜けたよね。スマホを見るために曲げてた肘がだらん、って。そっか、うしくん…そっか…って。

 

急いで高速乗ってさ、死んでるんだから、急ぐ必要もないんだけど。でも何か、早くうしくんの顔が見たくて。

やっぱり悲しくてさ。どうしても涙が出ちゃうよね。なのにさ、よりにもよって車にティッシュ積んでなくて。バッグにポケットティッシュとかもなくて。だからもう、なすがままだよね。

無表情で涙と鼻水を垂らしながら高速を駆け抜け、鼻をかみながらうしくんとご対面。

段ボールハウスに寝かせてたはずが、そこから出て横たわってて。

苦しそうな顔はしてないな…どころかちょっとだけ舌出して、テヘペロしてるみたい。何なん、可愛いやん。

 

思えばあんたは、ベストオブ汚い野良猫さんだった。だけど同時に、ベストオブ人懐っこい野良猫さんでもあった。

初めて会った時からすりすりぐりぐりしてきて、体もくっさいのにさ。やめてよー!つって。

それは対猫さんにもそうで、気の強い猫さんにはしばかれてたよね。それでも懲りずに近寄って、またしばかれて。

よく怪我もしてたから、気を揉む存在ではあった。だけどその持ち前の愛嬌で、もー、って許せちゃうような、そんな存在。

 

悲しいなあ。あの愛嬌にもう会えないと思うと、寂しいなあ。

でもその猫生を精一杯やり遂げたうしくんを、ただ悲しんで見送るのは何だか嫌だ。

 

そんなわけで、みなさんにこちらの写真をご覧いただきたい。

 

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完全にキャディさん。もしくは農家のおばちゃん。

 

いやもうファーーー!言うてるやん。

 

こちら2回目の病院で、先生にガーゼを貼ってもらった時のものです。

1回目の先生は耳の後ろにテープを持っていく形でしたが、2回目の先生は耳の前に持ってきたんですね。

おそらく、よだれが垂れるのが傷口に良くないっぽい?という話をしたので、それを防ごうとなるべく前にガーゼを貼ろう=テープも前になる、といったことじゃないかと思われます。動けなくなってからはカラーもガーゼも外したけどね。

 

大抵の猫さんって病院嫌がるけど、うしくんは診察されてる時もぐるぐる喉鳴らしててね。先生たちも笑ってたよ。

多分にんげんのことは好きなんだろうけど、その体の汚さ故に毛嫌いされることもあったんじゃないかな。

でも診察される時は保定とは言えたくさん看護師のお姉さんにタッチしてもらえるから嬉しかったのかな。すけべジジイめ。

 

うしくん、看護師のお姉さんよりはちょっと年増だけど、私とお母さんに世話焼かれるのも悪くなかったでしょう?

私が抱え、お母さんがおむつを替え、看護ってよりもはや介護だったけど。

お疲れ様、よく頑張ったね。ウチに遊びに来てくれてありがとう。またいつかどこかで会いましょう。

 

よければみなさんも、笑って見送ってやってください。

 

それでは、よろしくどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「……」

 

 

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「OBでーす。」