「さる。」と「まる」の よろしくどうぞ。

女のけつを追う女たちのぶろぐ。ときどき真面目

猫飼いさんは気をつけなはれやっ!

 


こんばんは。まるの方です。

 

突然ですが、我が家に遊びに来る野良猫さんの1匹に、「うしくん」という猫さんがいまして。

あ、私が勝手にそう呼んでるだけなんだけどね。牛柄みたいだから。

 

でそのうしくん、ある時首の辺りを怪我していまして。

ざっくりいってるし、血も出て見るからに痛そう…という感じだったのですが、数日経てばかさぶたになり、ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間。

治りかけになると痒いのか、自分の後ろ足で遠慮なく掻き、また傷になり、うっすら治り、掻き壊し、治り…

ということを繰り返し。

もういい加減、と見かね、数日前から私が組んだ大きめの外ケージに保護していたんです。時期も時期だから、中に段ボールハウスと布団、トイレ諸々入れて、周りはアルミシート(?)で覆って。

 

あんまり長い間ケージに入れとくのも可哀想だし、早いとこ傷口が落ち着いてくれるといいな…なんてうしくんを眺めていたのですが。

 

 

あんたくっさいな。

 

そう、このうしくん、私が出会った野良猫さんの中でもベストオブ汚い野良猫さんでして。

猫さんって結構マメに毛繕いしたりして、割と綺麗好きな生き物なんだけど、うしくんは汚いし臭い。足なんか泥だらけ。

 

野良猫さんをお風呂に入れるのは考えものなんだけど、これだけ汚いと傷の治りにも影響が出そうだな…

 

ということでレッツお風呂。

 

野良さんだから暴れるかな…?と思いつつうしくんの体をわしゃわしゃしていたのですが、驚くほど抵抗しません。

 

あらー、良い子ねえ♡お兄さんこういうとこ初めて?

なんて話しつつ、シャンプーを4回ほど繰り返します。

肉球の間、わきの下、お股、シャンプーが残りそうな部分もしっかりすすぎ、処分予定のタオルでわしわし。

そうして水分をとったところで、問題のドライヤー。

お風呂はともかく、ドライヤー苦手な猫さんは多いよな…すんげえ音だもんな…とドライヤーをオンにすると、やはり怖いのか、私の脇下あたりに顔を埋めるうしくん。

まあこれで大人しくしてくれるんならむしろ助かるわ、と思いつつ念入りに乾かしていたところ、あるモノが目に留まります。

 

それはうしくんの爪なのですが、何だか分厚く、通常とは違った形をしています。

 

ん?何これ奇形?

と思いながら肉球と爪をよくよく見ると…

 

 

ぎえええええ伸びすぎて肉球に刺さってるゥ!!

 

うわわわわわ何これ何これ!絶対痛いやん(´;∀;`)でも確認しなきゃ…

 

うぅ…結構深く刺さってんな…こんなん歩くのも絶対痛いやん…あんたどうやって生活してたのよ……ていうかもう片方の手も刺さってるやん…!

これは爪切りでパチンとやればいいの?でもそのあと刺さった爪抜かなきゃだよね…そんなん無理ィ…

 

ということでレッツ病院。

 

シマやミルもお世話になっているいつもの病院に行き、無事爪カット、からの刺さっていた肉球部分の処置もしてもらいました。あと首の傷もね。

 

うしくんはがっつり野良猫で、本猫としてもその生活が普通で。

だからあまり余計な手は加えまいと多少の怪我は見守ってた。でも今回のことはさすがに見過ごせませんでした。

ネットも見たんだけどね、ひどいと傷口のあたりが壊死しちゃうこともあるらしくて、うしくんうまいこと治ってくれるといいなあ…。ちょっと左手の具合が良くなさそうなのです。

 

でもさ、猫さんって爪研ぎするし、何より外暮らしだと自然に削れるんじゃないの?何でそこまで伸びたの?そう思いますよね?

確かに普通(?)の若い猫さんであれば、動きも活発だし、自分でバリバリ爪も研ぐ。

だけどシニアになってくると、毛繕い含め爪研ぎみたいなセルフケアもしなくなる子がいるらしくて、そうなるとうしくんのように爪が伸びすぎて肉球にブスリ、と。

野良猫さんだけでなく、もちろん家猫さん、わんこさんにも起こり得る、いやむしろお家にいる子の方が爪の削れも少ない分起こりやすいのかもしれない。

言葉にして伝えられない分、私たちにんげんが気をつけてあげましょうね。

 

ちなみに治療の内訳として、

刺さった爪を抜き(2ヶ所)、肉球に塗り薬、ガーゼ(1ヶ所)

手足の爪切り

首の傷に塗り薬、ガーゼ

抗生剤の注射

飲み薬1週間分

塗り薬のゲンタシンクリーム10g1本

傷口に貼るガーゼ

固定用のテープ2種類を1巻ずつ

しめて8,500円ほどでした。

 

では最後に首元と手にガーゼを貼られたうしくんをどうぞ。

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あと下に爪が刺さってる写真も載せておきますので、大丈夫な方はそちらも。

 

それでは、よろしくどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これはまだマシな方の右手です。