こんばんは。まるの方です。
てんやわんにゃの続きです。続きって言うか割とリアルタイムなんだけどね。
悲しい話が含まれているので苦手な方は以下略
初めての授乳を終え、さあ、とあるモノに目を向けます。
それは昨日、胎盤でろでろ状態で冷たくなっていた子猫さん。
憂鬱な気持ちになりながら、
いいんやな?実は生きてましたーwwwなんてやるの、これがラストチャンスなんだからね!起きるなら今なんだからね!
なんて声をかけつつ、段ボールに入れた子猫さんを手に庭へと歩いて行きます。
昨日お母さんが埋めてくれた子があそこだから…隣がいいよね。
ふう、と息を吐き、でかいシャベルに足をかけ、グッと力を入れます。
そうしてある程度まで掘ったところで、小さめのスコップに持ち替えます。
やっぱさ、ちゃんと形も整えたいよね。落ち着いて寝られるとこがいいもんね、なんてブツブツ言いながら掘り掘り。(ハタから見たら完全にやべえヤツ)
よし、深さも形もこれならいいでしょ。
段ボールを開け、かたくなった子猫を取り出します。
……(´・_・`)
……(´;ω;`)ビシャアッ
何でなんやろうね。何でこの子はだめやったんやろうね。
考えても仕方のないことを考えながら、子猫を指先でよしよし。
これがほんとに最後なんだからね!穴だって掘ったんだからね!
そうしておそるおそる子猫を穴の中に置いた瞬間、自分でもびっくりするぐらいボタボタ!って涙落ちたよね。
もうね、土をかけるのがほんとに辛くて、なかなかかけられなくてさ。視界も滲んでるし。
でもこの子は私がしっかり見送らねば!泣いてる場合ちゃうぞ!と涙を拭い、そうっと土をかけていきました。
そんな感じでズビズビになりながら2階に戻り、もっかいミルクあげてみるか、と布団をめくります。
さっきのはちょっと温度低かったかな。あ、飲ませる前に排泄させるといいって書いてたな、とお湯で濡らしたティッシュでお尻のあたりをトントンすると、おしっこじょばー。
おお、よー出るよー出る、いいこっちゃ。ではすっきりしたところでおミルクいかがでしょう…哺乳瓶スッ
🐱🍼クックックッ
おおおおお!飲んでる!さっきより明らかに飲んでる!やっぱ出すもん出さなきゃね(?)
そうしてありがたいことに2匹ともがクックッ、と飲んでくれ、元気にニーニー。
まだお母さん猫の元に戻すのを諦めてはいないけど、もしそれがだめでもあたいが何とかしてやるからな…!
生にまっすぐな小さな猫さんを見ながら、そんなことを思っていました。
そして日曜日。
え?あ、ここまでの出来事は金曜のお昼から土曜が終わったあたりまでの話です。濃いにもほどがあるやろがい。
私自身寝たり起きたりを繰り返してて、今が何曜日なのかマジで分かんなくなってたからね。一度、今日仕事!?ってバーン!って起きたからね。
更に言うなら、土曜日の夜はさる。ちゃんと通話を繋いであるところで喋り倒してたからね。その合間にもちゃんと様子は窺ってたからね。
あ、日曜日ね。
この日は地元のもう付き合いも長くなったビアン友達とBBQするか、って約束してて。つっても2人で、なんだけど。
子猫、家に置いてくわけにもいかないし、何よりミルクの時間がある。
幸いにも今はキャリーに入れててものびのび動き回れるぐらいの体のサイズだし、防寒諸々準備して連れてくか!というわけで友達に事情を話したところ、子猫連れに快諾。(友達もねこげぼく)
数日前まで雨だった予報が嘘のような天気で、寒いどころか暑くって。なんなら半袖でもいいぐらいで。
そしてキャリーの中には湯たんぽ・布団もふもふ、これなら子猫さんでも問題なかろう、ということで女2人、外で焼く肉にうめえうめえと舌鼓を打っていました。
途中、
あ、ミルクの時間だ!ちょっとこれ代わって!
と唐突にお母さんに豹変する私に友達が爆笑したりして、久しぶりに遊ぶ楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
そして月曜日。
この日は休みのお母さんが子猫の面倒を見てくれることに。
一緒にお世話の練習もしたし、子猫のことは任せて私は少しでも前倒しで片付けとこ、と仕事に集中していました。
でさ、人間と猫。もちろん苦労の大きさは違うと思うけど。
子供のお世話もあって、仕事もして。世の中のお母さんって、ほんとにほんとにすげえなと。
今までも分かってはいたつもりだけど、猫さんを通じて育児ってものに触れて。
10分の1ぐらいしか分かってないかもしれないけど、ほんとね、ワンオペ育児とかやべえって。アレこなせるってマジでバケモンだよ。てか1人でこなすもんじゃないって。
もうね、里帰り出産に反対するヤツがいたら、私んとこに連れてきて。ビンタかましてこんこんとお説教よ!
そうして仕事を終え帰宅。お母さんとバトンタッチし、子猫と共に2階へ。
続く