「さる。」と「まる」の よろしくどうぞ。

女のけつを追う女たちのぶろぐ。ときどき真面目

ノスタルジーにもほどがある。

こんばんは。まるの方です。

 

お盆も終わり仕事が始まりました…

まあこれまでに比べると、お盆に休めること自体がありがたいんだけどね。それに明日は土日でまた休みだもんねー。

 

送り火も終わったし、お空組のネッコたちとはまたしばしのお別れ。(あと先祖も)

 

そんな中、私のテンションはちょっとおかしなことになっています。

ストックにある記事より何より、そのことを書こうとしてるぐらいに。

 

というのも、昨日お母さんと話していた時のこと。

 

母「そういえばじーちゃんが昔ちょっと具合良くなった時(当時闘病中)に、何食べたい?みたいな話から、◯◯食べ行ったんよね。元気なかったのに、うまいうまい、ってさ。」

 

まる「あーあそこの◯◯ね。

お母さんはさ、何かそういうのある?思い出の味みたいな、同じような状況になったらこれ食べたいみたいな。」

 

母「うーん何やろな…やっぱ焼肉とか?」

 

まる「焼肉はそういうとのは違うwwwそうじゃなくて、そこでしか食べられない味、みたいな。」

 

母「うーーん……。」

 

まる「私はやっぱアレかなあ。子供の時よく出前頼んでたとこ。私が※探偵ナイトスクープに依頼するなら、あの味をもう一度食べたい!って依頼する。」

探偵ナイトスクープ…関西では知らない人がいないオバケ長寿番組。視聴者からの依頼を受け、探偵(芸人)が調査・解決していくバラエティ。めちゃおもろい。

 

私が子供の、特に小学校中学年ぐらいまで、それはそれはよく出前を頼んでいたお店がありまして。(割と外食出前好きな家庭)

中華料理屋さんだったので、とりあえず名前を「中華・さとう」さんにしておきましょう。

 

私がいつも頼んでいたのはオムライスで、流行りのトロトロ卵、みたいなヤツじゃなくて、薄焼き卵にチキンライスがしっかり詰まった昔ながらのオムライス。(てか当時はそれしかなかった)

ほんとにオムライスは鉄板で、あと追加でエビチリを頼むか肉団子の甘酢を頼むか、みたいな。

ご飯って基本母の味が一番だとは思うんだけど、オムライスに関しては中華さとうさんで。それぐらい食べてたし、いまだに世界一美味しいと思ってるオムライス。

 

特にきっかけはないんだけど、段々出前の頻度が減って、それからお店が移転したことは知ってたんだけど、何だかんだそのお店のことは忘れていって。でもやっぱり、1番のオムライスと言えば中華さとうさんで。

それから移転した場所からもそのお店はなくなって、辞めちゃったのかな…そんな風に思ってた。

 

まる「でもさあ、もし別の場所でお店をやってたとして、大将って存命…?結構いい年だったんじゃないの?」

 

母「そんなことないよ。確か私よりちょっと上ぐらいだよ。」

 

まる「え!?そうなの!?勝手に当時50代とか、それぐらいだと思ってた。じゃあもしかして、今もどこかでやってないかなあ…」

 

と2人して検索ポチポチ

 

まる「…んん?この中華飯店・さとうってお店、そうじゃない…?あ、待って、メニュー載ってる…


オムライスあるよ!」

 

そうして2人してそのお店のページを見ていたのですが、少し変えたと思われる店名、でも当時を引き継いだ感じで。

これはあのお店では…?メニューにオムライスはあるとして、どこのお店でもってわけではないだろうし、かなり有力ではないか…?

 

母「明日行ってみるか!」←さすが私のお母さん

 

ってわけで行ってきた。

 

お店に入ると、奥さんと見られる方がホールを担当し、大将が奥で調理している音が聞こえてきます。

 

お母さんが奥さんをチラチラ見ながら、

 

母「うーん…あの人かな………あ!あの人だ!やっぱり中華・さとうだよ!間違いない!」

 

やばい何か泣きそう!というお母さんに共感しつつ、メニューをめくります。

注文するのに奥さんの手が空くのを待っていたのですが、その時奥から大将がチラリと顔を覗かせます。

するとばっちり目が合ったのですが、お互い数秒見つめ合ったのち、

 

大将「ん?知ってる人だっけ?」

 

母「昔ちょっと!」←忙しいだろうから会計の時に話そうと思ってる

 

そうして注文をし、まずはお父さんリクエストの酢豚。

残念ながら肉団子の甘酢はなくなっていたのですが、味的には近いはず…!

 

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パクリ…

 

おお…うまい…私酢豚ってそんなに好んでは食べないんだけど、これはうまい…出来立てということもあり、酢豚の表面にカリカリ感がまだ残ってる。

やっぱり味も肉団子に通じるところがあって、そうそう、このお店、とろみが割としっかりしてるんだよね。

 

お次はエビチリ。オムライスに並ぶ鉄板。

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パクリ…

 

うわあ…そうそう、この小さめの玉ねぎがソースに絡んで…でも今回は大人ばかりだからちょっとピリ辛かな?昔のは子供が食べることも想定して、甘めに味つけてくれてたのかな?でも味の土台は同じ、やっぱり懐かしい。

 

お母さんリクエストのチャーシューメン。

道中、そういえばラーメンもよく頼んでたよね、とこちらも期待の一品。

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ズビ、っとスープを一口飲むと…

 

ッあああああ!これ!これだ!!この味!!めぇっ…ちゃ懐かしい…!変わらぬ味すぎん?やばい、ラーメンのエモ(?)がすごい。

スープの色味も、ちょっと独特な風味も、ほんとに懐かしい…。

 

そしてメインディッシュ、オムライス。

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そうそう、こんな感じのシンプルなオムライス。まさかまた食べられるとは…どんなに少なく見積もっても20年ぶり、下手すれば約30年ぶり。少しドキドキしながらパクリ。

 

……ああそうだ、このお店のオムライスはチキンライスとはちょっと違ってて。むしろケチャップは少ないような、そんな味付け。懐かしい…懐かしいなあ…🥲このチキンのサイズ感も、そうそう、こんなだった、って。

 

お父さんの食べきれなかったチャーハンを掻き込みお会計へ。

 

母「◯◯ですけど…って言って分かりますか?」

 

奥「!!

分かるよ!あの〜あそこやろ?◯◯に住んでた!」

 

母「そうそう!娘がね、あ、これね、娘←私を指差しながら

ここのオムライスが1番って、死ぬ前にもう一度食べたい味って言ってて。探したらここが出てきて、中華さとうさんじゃない?って来てみたんです。」


奥「えぇ!?この子!?あの時の!?あの乳母車に乗ってた!??」

 

まる「そんな頃から()」

 

奥「お兄ちゃんおったよね?元気してるん?」

 

母「うん、兄ちゃんは結婚して子供もいて、今◯歳と◯歳で〜」

 

そうしてる内、再び大将が奥からちらり。あ、何か顔に見覚えがある…。

 

それからお母さんと奥さんが少し話し、奥さんの

30年かあ…だって私前期高齢者よwww

という発言にみんなして笑い、また来てね、また来ます、とやりとりをしてお店を出ます。

 

まる「ふう……何か、ご飯を食べてお腹いっぱいって普通のことだけど、胸がいっぱいになったのって初めてかも。食事なのに。」

 

母「ほんとにね。何か、何かもう、悪い意味じゃないため息(?)出る。はぁ…って。」

 

まる「分かる。てか乳母車ってwwwそんな昔から知ってたの!?」

 

母「そうよ。元は◯◯さんの繋がりだもん。」←お父さんの昔からの繋がりの人

 

まる「あ、そうなんや。じゃあ私が生まれる前からのことだから、そりゃ乳母車乗ってる時も見てるわなwww」

 

と、思いがけず長い付き合いの人だったことが分かり、みんなしてはぁ…と帰路に……

 


着こうとしたところ。

 

 

父「あのお店、最初はどこにあったんだっけ?」

 

母「あそこやわ、◯◯を上がっていって◯◯を曲がった角のとこ。」

 

父「ああ、あそこな。並びに◯◯があって〜。」

 

母「違うわ、◯◯があったのは別のあそこやわ!」

 

父「違うよ!あそこには◯◯があって◯◯はどこで〜」

 

母「あそこには◯◯があってここが◯◯で〜!」

 

まる「ちょっとこのノスタルジーな空気に浸らせてもらえませんかね…?」

 

母「ちょっと!この信号左に行って!

現地に確認しに行くで(`Д´)」

 

まる「えっ(;°∀°)」←運転手

 

と思いがけずなドライブが発生。

 

でもまあ、いっか。なんたって胸いっぱい☺️(お腹もパンパン)

 

それでは、よろしくどうぞ。